こくはく

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~~~~~♪ 突如流れた携帯の着信音。 零れる涙を拭いながら 携帯を覗くとそこには忠治…… ……の文字は無く大学で絡んでいる桃香の二文字。 今更ながらに着信音をYUIのCHERRYにしてたことを後悔しながら電話にでる。 「もしも「甘くて甘くてほろ苦いYUI何て大嫌いだ馬鹿やろー!!」 「……ってことはだ、誕生日を祝うと共に告白大作戦は失敗したワケだな?」 こんちくしょう…… 「えーえー、失敗致しましたよ馬鹿やろう。忠治様は朝6時に我が家に現れて今日女の子に告白すると私を練習台にしてさっき帰りました。」 「ちょっ、 告白するつもりが相手の告白に協力して失敗する何てそれ笑えないわね、笑えるけど。」 けたたましく笑っている桃香の声に混じって後ろ から何人かの笑い声が聞こえてくる。 「桃香……今部屋に誰かいるの?」 「あと4人程いらっしゃいますよ。 彼氏なんかいなくても寂しくないぞ!!……メンバーの温泉企画を立ててましてね。」 「寂しい奴ら。」 「いや、たった今あんたも 仲間入りしたから。 いらっしゃいませ。」 「私絶対絶対絶対に 行かないからね!!」 「別にいいけど、そしたら何あんたせっかくのお 正月休み一人で蜜柑食って過ごすの?」 「…………………」 「だったらみんなで傷を舐めあおうと言う私の計画を無下にするとは……」 「…………………」 「………干物女。」 「この彼氏いない歴19年の処女の私も温泉に連れてって下さい桃香様。」 「うん、大変素直でよろしい」
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