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「へ…それだけなの?」
「うん。」
「へー、そんなもの何だなぁ。
確かに変に長くてグダグダになるよりはそっちの方がシンプルでいいかもしんない……」
顎に手を当てて考えている忠治
この後忠治は告白に行き、きっと成功するだろう。いつもの勘違い女の告白とは違って初めて自分が本当に好きになった相手への告白。こんなに良い奴だ 上手くいかないわけがない。
あー…………
「そういやーお前今日くま凄いなぁ 昨日徹夜組?」
「そうだよー」
「やっぱりお前もドラクエ?」
「ただ撃たれるだけのゾンビと一緒にしないでくださいますか?」
「じゃあ一体そんな遅くまで何してたんさ。」
「ティッシュの箱にティッシュが本当に200枚入っ てるのか確かめてたのよ。」
「結論は?」
「ティッシュ何てこの世から無くなればいい」
「絶対に途中で嫌になって止めただろ!!だったらやるなよ!」
「いやいやあれは誰かが確かめなければ……って、何話しの途中で身支度始めてんのよ。」
コートと鞄を持って立ち上がった忠治を慌てて止 める。
「いや、そろそろ良い時間だしボチボチ心を決め ようかと思いまして。」
「ちょ、ちょっと、私がまだ話してる途中でしょ?!」
「なんでいきなりそんなに必死になってるの?」
「………………」
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