ダイヤだってただの石。でもただの石じゃない

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『詩織~』 「ん~?」 『一目惚れっていいよね』 「は?どうかした?」 月曜日の夜、詩織の家でお喋り中 『いやね、昨日ハルの友達って人に会ったわけ なんかね、引かれるんだぁ~』 「えー、私のバイト中に何してんの~?」 マグカップに入れたオレンジジュースを飲みながら詩織は悪態をつく 『てへぺろ』 「いや、古いから」 『許してー』 「まぁいんじゃない? そろそろ新しい彼氏作った方が」 『…うん』 実は2週間程前に 彼氏と別れたばっかの私 『今度は浮気しない男がいい!!』 「そうだねぇ、それでちゃんと働いてる人」 『もう貢ぐのはごめんだ!』 『はぁ…』 自分で言った癖になんか気分落ちた 『詩織はヒロムとどーよ』 「んー、相変わらず連絡少ない」 『ヒロムらしいな!』 ヒロムは、詩織の彼氏 一歳上だけど私も仲良くしてる 親の仕事の都合で一ヶ月前に遠くに引っ越した ♪~ 詩織の携帯が鳴った 「あ、ヒロムからメール来た!」 『噂をすればなんとやら』
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