第一章 本当に先生の子?

5/15
前へ
/50ページ
次へ
「いけない、いけない!」 俺は緩みそうになった顔を引き締めて、リビングで原稿をチェックすることにした。 リビングにはかなり大きな窓があり、東京を一望することができる。 もうこれぐらいでは驚かなくなった俺はリビングのソファーに座り、原稿を読み始めた。 「すごい…」 約一時間後、原稿を読み終わった俺はため息をついた。 斬新すぎないが、目からウロコな着眼点で作られたトリック、個性豊かなキャラクター、しっかりした味わい深い物語。 極上のミステリー小説だった。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加