悲しきピエロ

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「遺体の側に落ちていた。」 「4体とも落ちてたの?」 「いや、3体目の遺体だけだ。しかし気になるのは、この模様だ。」 「これは宗教に関係しているのでしょうか?」 幹樹は頷いた。 「そこを調べて欲しいのだ。この国に宗教が生まれるのは由々しき事態だからな。」 神威国は神様の造った国だ。そしてその神様は崇拝する存在ではなく、支配する存在なのだ。 宗教は神様の意志に反する。 「人間全てを対象に捜査する。頼んだぞ。」 「了解!」
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