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荷物を手に持って、仕事モード開始だ。
「で、私は何をしたら良いんですか?」
「部屋掃除…」
「部屋?」
「こっち」
立ち上がったその人は…うわっ!大きい…190はあるのかな?日本家屋に凄くにつかわないのに…和服ってどうよ?この人…変!!!!
そうこう考えながらも受付を通り横から階段を上がりだしたので、私も荷物を抱えて追いかけた。
髪も長く後ろで束ねてる辺り…ウザ。あまりロン毛は好かないなぁーなんて思ってた。
「ここに道具がある」
階段をのぼり部屋そして食堂、階段の逆側は雇い主の部屋と、隣が…
「ここだ」
開かれたそこは何も無い空間。
8畳ほどの広さに裸の電球だけの電気がぶら下がっているだけ。
畳の香りと木材の香り。他は押入れがあり、中に布団が2組入っていた。
「ここを掃除すれば良いんですか?」
「あぁ、そうだ」
「…はい」
掃除道具のありかは先程教えられたし。雇い主さんは下に行ってると言ったので私は言われたとおり掃除を済ませる事にし、荷物を置いて早速掃除を終わらせた。
掃除を一通り終えるとふぅ…と一息ついてから一階へと降りた。
その際風呂場とトイレの位置は確認が出来てホッとする。
なんだか風呂場はともかく、排泄の場所を聞くのはちょっと気が引けるものだし。
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