オオカミ少女と俺

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「全然構わんが……。そんなことで良いのか?俺はてっきり何かの手伝いでもさせられるのかと思ったぞ」 「良いのっ!私はある目的のためにあなたの世界のことが知りたいの」 少女の目がひときわ大きく見開かれた。必死そうなその表情に違和感を感じながら、だが俺にその“目的”を言及する資格は無いだろうと思った。 「分かった。俺もできる限り俺の居た世界のことを教えよう」 「交渉成立ね!」 俺たちは小指と小指をしっかりと結び約束をした。
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