2人が本棚に入れています
本棚に追加
「全然構わんが……。そんなことで良いのか?俺はてっきり何かの手伝いでもさせられるのかと思ったぞ」
「良いのっ!私はある目的のためにあなたの世界のことが知りたいの」
少女の目がひときわ大きく見開かれた。必死そうなその表情に違和感を感じながら、だが俺にその“目的”を言及する資格は無いだろうと思った。
「分かった。俺もできる限り俺の居た世界のことを教えよう」
「交渉成立ね!」
俺たちは小指と小指をしっかりと結び約束をした。
最初のコメントを投稿しよう!