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何故か自然と笑顔になった。
「かおる?」
「や、なんか嬉しいなあって思って。」
「ん?」
「私、避けられてるような気がしてたから。」
「────────えっ。」
「ほら、小学生の頃は仲良かったのにさ。私が中学に上がってから、あまり
接点なくなって。
………会いにいっても、なんか居留守使われてる感じがして。
そのまま、私も会いに行かなくなって。
もう、ずーっと話しなんてしてなかったよね。
……だから、ハルから勉強を教えて欲しいって言われて、すごく嬉しかったんだ。
でも、避けられてなかったんだよね?
良かった~。」
「かおる……。」
話しに夢中になってて、周りを見たら
もうすぐ頂上まで来ていた。
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