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「よし、行けー」
この俺、清水 幸助（きよみず こうすけ）は
ゲームに夢中である。
題名は『龍の探索』
一般的なRPGである。
「あー、また負けた…」
そして、今ボスにまた負けた
このボスだけで約50回目ぐらいだ
「俺がゲームに入れたら
こんな敵楽勝なのにな～」
出来ない事をほざいてみる
ふと、時計を見ると
短針が２を指していた
「もう２時か」
当然午前である
「もう寝るか」
俺はゲームを片付けずに
寝た
起きたらすぐに出来るように
「…きろ、起きろ」
俺は謎の声に
起こされた
だが目の前は真っ暗だ
「汝、清水幸助は
ゲームの世界に入りたい
と思うか？」
いきなりの質問に戸惑ったが
「入りたい！」
当然の答えを出した
「良かろう
汝に
ゲームの世界に入る力を
与えよう
ただし、注意点がある
･ゲーム内の時間が100時間進めば現実世界の時間が1時間進むこと
･一度入ったら
セーブをする
又はクリア、ゲームオーバー
になるまで出られないこと
この二つをよく覚えとけば困る事も少なくなるだろう
ゲームの世界に入る時は画面の前で『開けゴマ！』と叫べば入れるぞ
セーブが重要だぞ
あとゲーム内で困ったことがあれば
自然に頭に浮かぶようにしといたぞ
では、健闘を祈る」
何かを言おうと思ったら
急に意識が遠くなってきた
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