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気がつくと 自分の部屋にいた 「さっきのは何だったんだよ…」 と言いつつゲームを始める 昨日の続きだ 当然のごとくボスに負ける 「そういえば…」 夢?の中で言われた事を思い出す 幸助は叫んだ 「開けゴマ!」 すると、画面が輝き 幸助は吸い込まれた 「ここは…」 見たことある風景だった しかし来たことのない場所でも あった 「まさか本当に入れるとはな~」 そう、幸助はゲームの世界に入ったのだ 色々してみたが メニューは 頭の中に表示されるなど 幸助の想像と少し違う事があった さらに幸助の予想だと さっき戦ったボスの近くにあるセーブポイントに行くと思っていたが ここはゲームの最初のエリアみたいだ つまり最初から ってことだ 「えっと確か…」 ゲーム通り攻略してみることにした しかし、知らない人の家に勝手に上がり込むことがどうしても出来ない が、入らないと先に進めない 「どうする、俺」 数分間考えた結果仕方なく入った 「お邪魔しまーす」 返事は返って来ない 基本RPGでは主人公は一方的に聞き手になり うなずくことしか出来ないのである 当然相手は決められたセリフしか言わない 幸助はイベントを開始すべく 住人に『調べる』コマンドを実行した 「今手が離せないから代わりに 庭に2羽のニワトリがいる から両方捕ってきてちょうだい」 幸助はニワトリを捕ってきて 住人に渡した 「あら、もう捕ってきてくれたのね お古だけど使えるかしら」 幸助はお礼に世界地図をもらった と表示されたが 正確には頭の中のアイテム欄に入ったのだ 次に幸助はゲーム内の自宅に行った さっきので慣れたのか すぐに自宅に躊躇なく入れた キッチンに行き『調べる』を実行した 幸助はナイフを手にいれた 表示と共にアイテム欄に入る 「これが序盤に役に立つんだったよな~」 そんな独り言を言いつつ さっきのナイフを装備する しかし、見た目は変わっていない 続いて2階に上がる ゲーム内の自室の棚を調べた 幸助は300G手にいれた Gとはゲーム内マネーである 「次は…」 幸助は自宅を出て 村の北にあるにある丘へ向かった
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