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「グレンは、本当に太陽さんが大好きね」
「そうだな、本当に嬉しそうな顔して」
両親と手を繋ぎ、夕日を背に家にゆっくりと向かう
まるで時がゆっくりと流れるように
「うん。僕、太陽さん大好きだよ。お父さんとお母さんは?」
「お母さん達は、グレンが好きなものは全部大好きよ。ね、お父さん」
「ああ、そうだな」
微笑む両親
「でもね……」
刻々と近づく、終わりが
「僕が一番大好きなのはね……」
刹那、俺達一家の前に黒いフードを被った人が現れた
そこで、俺の記憶は途切れた
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