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お母さんが鞄に縫ってくれたとかげ。 銀色に輝く、素敵な刺繍。 眺めているだけで不思議と安心できる、素敵な刺繍で。 凄く気に入っていたのに、いつの間にかまた逃げ出してた。 「……とかげ、探さなきゃ」 急ごう。 急がないと。 寂しくなった鞄を持って、僕は心当たりを探す事にした。
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