転校生

12/26
前へ
/44ページ
次へ
仙崎の目を見た佐久間は グルリと教室を見渡した そこに空いている席など1つも無かった しかし佐久間はおもむろに歩き始めた そして窓際、前から2番目の席で止まった そこには、金髪の男が俯いて寝ていた すると佐久間は男の髪の毛を掴み、床へ放り投げた ガタンッ 金髪の男は怒鳴りを上げた 「何すんだコラぁ!」 佐久間は気にも止めず、机にバッグを置き、足を組んで座った 「たまたま空いてた…」 佐久間はボソッと呟いた すると仙崎はニコッと笑いうんうんと頷いた
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加