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その頃、玄関には佐久間が到着していた
「あいつだぜ、昨日矢島倒したの」
「佐久間とか言ったっけ?」
佐久間は誰にも目を向けず、校舎の中へ歩き続けた
玄関を抜けた時だった
「あなたが噂の佐久間くんですか?」
振り向くとそこには壁に寄りかかる前髪の長い、Yシャツの男がいた
佐久間は少し警戒して答える
「あんた…誰?」
すると男は笑顔で答えた
「あ、申し遅れました、僕は『西蓮寺 慧伍』と言います、以後お見知りおきを」
そう言うと西蓮寺はニコッと笑った
佐久間は警戒を解いた、それは全く西蓮寺から殺気を感じ無かったからだ
「で、その西蓮寺さんが俺に何の用?」
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