忍び寄る影

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寺澤も教卓を蹴り飛ばし構えた 「来いポンコツ!粉々にしてやらぁ!」 しかし、走り出した矢島の足が止まった 「どうした、まさか怖じ気づいたか?ハハハハ…」 矢島は寺澤では無く、その右側を見ていた 教室にいた他の者たちもそこに視線を向け、黙りこんだ 「あのぉ、そこ退いてくんね?」 そこには佐久間が立っていた すると護衛の森田が寺澤に寄っていった 「守男君、こいつだよ…矢島倒した転校生…」 寺澤は嬉しそうな表情をした 「へぇー、こいつがね…」
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