2人が本棚に入れています
本棚に追加
次の瞬間、矢島は飛び掛かった
「糞ガキゃぁ!」
しかし目の前に護衛の一人、巨漢の重森が立ち塞がった
「退いてろ…」
重森の拳は矢島のみぞおちを捕らえた
ガハッ
矢島は腹を抱えた
寺澤は満面の笑みを溢した
「ちょうどいいや重森、そいつ目障りだから殺っちゃえ」
重森は「はい」とだけ返事をして矢島に襲いかかった
矢島は笑った
そして降り下ろされた右手を掴んだ
「図体でけぇ割には、パンチに重みがねぇなぁ」
そして、右拳を振り上げた
ドンッ
そのアッパーは重森の顎に命中した
重森はよろめいた
そして、矢島の飛び膝蹴りが顔面を捕らえる
更によろめいたところを矢島は殴りかかった
無数の拳が、重森の顔面を腫れさせていく
やがて重森は力尽きた。
最初のコメントを投稿しよう!