忍び寄る影

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佐久間は矢島の真っ直ぐな姿に僅かながら感動を覚えた 「何故、俺なんだ?」 矢島は頭を上げた 「そりゃぁ…あれだよ…お前の拳の重みに惚れたんだよ、お前だったら絶対俺と一緒に頂点取れるって確信したんだ!」 佐久間は少し笑みを溢した 「フッ…もう1つ…何故そこまでして頂点を取りたいんだ?」 今度は逆に矢島が笑った 「なんでってお前ハハ…そりゃ自分が、この矢島錬太様が強いって一番の証明になるからだよ!」 「フッ…面白い奴だな…」 「兎に角よ、もし話に乗ってくれんだったらまた声掛けてくれや…じゃな!」 そう言い残すと矢島は去って行った
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