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再会の章第一話:鳥の籠
気持ちなんて口に出さなくても
互いに通じているように寄り添って、
そんな時が本当にずっと続くのかな?
町に照らされた明るい星空に
聞いて 祈ったりなんかして……
「怖がらないで、僕は傍にいるよ」と
私を抱き締めて貴方は言った
抱き返して感じた温もりは今も腕の中
離れても忘れない大事な宝物
ごめんね
乗り越えなきゃいけない壁は
背伸びをした私には高すぎて
子供の私には壊すことも逃げることも
できなかったんだ……
ずっと一緒に居たかったのは
私も一緒だったんだよ
貴方が初めて見せてくれた涙
「迎えにいくから……」
私達は途方もない約束を交わした
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