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嫌いだった。
何が嫌いか簡潔に述べると、この世の全てが嫌いだった。
何も無く、ただ毎日が同じ事の繰り返しの日々…。
退屈だった。
刺激が欲しかった。
いつしか俺は人間が嫌いになった。
人間自体が嫌いなわけではない。おそらく人並み程には『人間』という種族に愛着を持っているし、今まで生きてきた環境も気にいってはいる。
だが、どうしても自分が今こうしている事自体に違和感を感じるようになったのだ。
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