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一人の少女がいた。
彼女は眉目秀麗、容姿端麗の言葉が当てはまるような容姿をしていた。
だから彼女は自分に自信をもっていた。今まで告白された回数は数知れず、そのどれをも断っていた。
理由はただ単に自分と釣り合えるだけの男性がいなかったからだ。
これを世の中の女性が聞いたら怨まれるだけじゃ済まなさそうなのだがそんなこと彼女には関係がなく、ただひたすらに自分の理想とする男性をさがしていたのだ。
そんなある日、初めて彼女は恋をした。
それは彼女が一番望んでも叶わなかった願いでもあった。
―――彼女はこの時、世の中がそう簡単にはいかないことを思い知ることになる…。
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