プロローグ

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被害者の1人、島崎 遥斗(18)が目を覚ましたとき、そこは見覚えのない真っ白な小さな部屋にいた。 目の前には扉があり、それ以外には何もないのだ、窓さえも。 左手首には見覚えのない、白い革ベルトの時計が。 時計の画面はデジタル文字で120。 一体、自分に何があったのだ。 頭を抱え、パニックにもなったが、何とか落ち着いて、あの日の出来事を思い出そうとした。
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