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レオンはもう一度警備の人数を隙間から確認し、それから通気孔から飛び降りた。
「何だ!?」
警備兵は振り向くとそこにはレオンがさっそうと立っていた。
突然現れた侵入者に動揺する。
「準備はいいかな?」
レオンは余裕の表情でこう言い放ち、正面から銃を構えて突っ込む。
警備兵は驚きながらも、迎撃しようとすかさず銃を撃とうとするがしかし、レオンの早打ちのまえに倒れる。
残り四人があわてて一斉に撃つ。
レオンは弾の軌道を難無く避けながらすぐさま迎撃する。
一瞬にして六人の警備兵を倒した。
目的の賞金首の場所に辿り着く。扉を開けるとそこには一人だけ男がいた。
レオンは手配書を見ながら喋る。
「あんたが賞金首のブラットだね。悪いけど眠って貰うよ」
「くそ!警備は何やってる!」
ブラットは警備の不甲斐なさを苛立ちながら言い放つ。
「まぁ今頃はダミーにひっかかってんじゃないかな?」
すこし離れた場所の警報機を鳴らすことによって、誘導作戦が成功したようだ。
先程の六人はこの周辺の警備で後の外と残りの中の警備兵はひっかかっている。レオンが現れる前に別の場所の警報がなりそちらに注意がいったとこにタイミングよく実行したのだ。
「くっ!お前は一体、こんな奴が近くにいるなんて聞いていなかったぞ」
ブラットは相手の顔をよく見る。
「……!?その顔はまさかあの噂の無敵兵器の異名を持つ」
その正体に気付き、一気に顔色を変えた。
「昔の話だけどな、そろそろ捕まえて終わりにするかな」
レオンの言い方に腹が立ったのかブラットは叫ぶ。
「なめるなー!」
銃を撃つブラットだが、レオンは銃の横っ腹ではじき、当たらない。
「バ、バカな!弾が見えているのか!?」
素早く最小限に動き、弾を避けるのはレオンにとって造作もないことだった。
ブラットは彼の早打ちの前にはなすすべなく倒れた。
「任務完了」
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