無敵兵器と呼ばれている少年

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一行はスナイプタウンに着いた。 この街はそこそこ大きく、ギルドの施設もあってそこそこ賑わっている。この辺りだったら大きい街の一つだ。 調度夕暮れの陽射しが真っ赤に染まり、子供がじゃれあいながら家に帰宅する時間だ。 「じゃあいつもどうり俺が引き渡しに行くから。騒ぎ起こすんじゃねーぞ」 カインはそう言ってブラットを引き渡しに行く。 「わかってるって」 賞金首だからといってたいした騒ぎを起こさなければ町中は普通におれる。 がしかし、さすがにギルド内に入るのは自殺行為で見逃されるはずもないだろう。 「……」 シエルは本を読んでいた。 「お~また新しい本を読んでんの。面白いか?」 シエルは微笑みながら喋る。 「知らない事いっぱい知れて面白いよ」 孤児でありまともな教育を受けていなかったシエルはいろんな事に興味をもつのだろう。まともな教育を受けていないのはレオンも同じだが。 レオンは小さい頃から戦闘のスキルを徹底的に叩き込まれており、兵器と呼ぶにレオンは相応しかったとか。 「お~し、たんまり貰ってきたぜ。今日は飲むぞ」 上々機嫌に戻ってきたカイン。 「私達は未成年」 「お子ちゃまはジュース飲んでりゃいーの」 カインはこれから飲めると楽しみにしながら、車を酒場のほうに向かわせた。
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