一章

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そして四年後…… 俺は今、王が支配していた領土の一番奥にある小さな村にいて、母親の姉の家に住まわせてもらっている。 「ベン~、ベン何処にいるの~」 おばさんの声がする。 「あ、はーい今行きまーす」 俺は屋根から飛び降りおばさんのとこに行った。 「もう!危ないでしょ!もしケガでもしたらどうするの!」 「すいません。次からは階段で降ります」 「分かればよし!さぁ朝から寝てばっかいないで学校行きなさい」 「はーい。行ってきまーす」 「気をつけるのよ~!あなたは私達の子供なんだから~」 「……はぃ……」 俺は走って庭を通りすぎた。おばさん、ローズさんは凄く優しい…。身寄りが無かった俺を引きとってくれた。 おばさんは大好きだ。 だからさっきの言葉、凄く嬉しかった…。
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