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「この街にはな、階級が存在しているんだ。それに応じて時計の色も変わるんだ。」
「へぇー。ちなみに何階級存在するんだ?」
「7つだ。俺はその3番目の階級。」
「広く知れ渡ってるのはね、上から順番に…」
薫の説明に次いで
人差し指を立て得意げに説明しようとした和だったが、薫により静止される。
「ここから先は実際に見て説明したほうがいいだろう。」
な、と薫は和に相槌をおくる。
「案内するからついてこい。」
と言うと、薫はとっとと
出ていってしまった。
「あ、待ってよ!かおるちゃん!
行こ、厳君!」
厳を促し
二人で
薫の跡を追った。
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