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「いらっしゃいませー」
笑顔で迎えられつつ注文する俺と木村さん。
木村さんが好きになった人を見てみたくてついキョロキョロとする。
「まぁ待て、座ったら教えるから」
と言われ楽しみに待つ…
4人座りのテーブルに付き言葉を待つ。
「…あー、あの右から二番目のレジの子。」
言われてチラ見してみるつもりが
…可愛い…
ガン見してしまった。
「おい!!見過ぎ見過ぎ!!…な?可愛いやろ?」
「はい、なんか気持ちわかります。」
「せやろ?そうや思うわ。…ほんでや、あの喫煙席の魚顔がにっくき恋敵!!その名もアンコウ君や!!」
…うわぁ…確かにアンコウっぽい…てあれ?見覚えが…
「…あ…滝くん…」
「え!?知り合いなん!?」
「えぇ、知ってるって訳じゃなく同級生です。なんか…学校で色々有名だったんで…」
…滝くんはイジメられっ子…だったから。
「…ふぅん…よし、高木くん!!君の心の強さを見せてくれ!!」
「は!?」
「アンコウ君…いや、滝くんに話しかけて本心を聞き出すんや!!惚れてて俺と恋敵なんかを!!」
なんつー事言ってくるんだ…
「え!?知り合いじゃないですって!!たぶんあっちは俺を知らないですよ!!」
「いいから行こう!!あんな可愛い子が困ってるかもしれんねやで?」
「いや、ちょ!!無理っすよ!」
「頼む!!聞いてきてくれ!!」
「えー…もう!!軽くですよ!!」
「よし!!恩にきるわ!!」
はぁ…何を言おう…
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