短編集

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(玉串)「それにしても、急だな」 (劉黒)「人間の女はいい。恐怖を与えればすんなりと大人しくなるし、女鬼は何かと気が強くて手を焼くからな」 (祢々斬)「あー‥なんていうか、向こうも駆け引きがやること怖いんだよな」 (玉串)「フフ、女鬼は積極的だからな。男はまず押されるか、よほど強い力を持った鬼ならば話は別だが…」 (劉黒)「お前はどうなんだ、玉串?」 (玉串)「あまり興味はない。というか、俺にはまず無理だ 仕事が忙しくて女を泣かせて終わるだけだからな」 (二人)「………。」 (祢々斬)「……お前‥同性ならそういうの一番かっこつけて嫌われるタチだろ💧そうだろ?」 (劉黒)「ククッ‥こんなでも何故か玉串は女にモテるからな(笑)不思議だ」 二人から何言われても平然と酒を飲む玉串 (玉串)「職業上だろう。」 (鈴虫)「―――、―――…。」 (祢々斬)「…月が、きれいだな‥」 (二人)「………。」 俺が小雪と出会ったのは数日前の事だった。 森を歩いていると近くで人間の会話らしき声が聞こえてきた (劉黒)「…?」 (???)「ここでいいだろう、行くぞ」 (家臣)「はっ」
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