短編集

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(抱き止める)「ドサッ」 おまけにこんな寒空の下で一晩中縛られてたら高熱も出るに決まっている‥ (劉黒)「……。」 (小雪)「―――…」 (部下)「よく見るとその‥か…可愛いですね‥💦人間の女も中々‥」 (劉黒)「なら お前がめとるか?」 (部下)「い‥いえいえ! とんでもないっ あっしらがめとるなんて…旦那ならともかく」 (劉黒)「もうここに用はない。行くぞ」 (部下)「へ? あ‥旦那っ その娘を連れて帰るんですかい?💦 だんなー! 」 劉黒は苦しそうな小雪の顔をじっと見つめた。 「………、」 放っておいてもどうせ死ぬだろうが それじゃあまりにも救われない気がした‥ ――数日後―― (黒妖鬼の里) ひどい高熱で衰弱しきっていた小雪はその後 医者の玉串の手を借りながら手厚い看病により何とか一命をとりとめた。 俺は 自分は鬼(黒妖鬼)だと正体を明かしたが、小雪は驚く様子もなく数日前の出来事に深く頭を下げた (小雪)「――…あの時は命を、助けていただき本当にありがとうございました」 (劉黒)「顔色も大丈夫そうだな」 (小雪)「はい お陰様でもう苦しさもありません」 (劉黒)「そうか。」 劉黒は安心したように笑う
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