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雪「それじゃ私はおいとまさせてもらうよ」スッ
柘「そうか・・・一応送るか?」
時計を見た吹雪は腰を上げ柘に言った
雪「いや時間も時間だし玄関までお願いするよ」ニカァ
柘「玄関までな」スッ
時間は既に21時を回っていたので配慮を効かせた吹雪は見送りを玄関までにした
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そして玄関にて
雪「それじゃ今日はありがとな柘」
柘「もうあんたの世話は勘弁だ」
雪「フフッ・・・学校でもオタクラでなく柘と呼んでもいいか?」
柘「駄目だ・・・って言ってもあんたは守らないだろ?」
雪「よくわかったな柘」
柘「勝手にしな・・・・・あと俺の事は内密にな・・・特に咲と暦にはな」
雪「バカと暁は良いのか?」
柘「玄は昔から知ってるし鈴には最近バレた・・・だからあの二人だ」
雪「わかった・・・黙っておくよ」
柘「頼む」
ガチャ
雪「あ、そうだ柘」
吹雪が扉に手を掛けた所で立ち止まり柘の方に振り返り言った
雪「あんたも何時かは今の自分をあの二人に明かしなよ・・・それじゃね」ガチャ パタンッ
吹雪はそれだけ言い残し家を出た
柘「もしあの二人に明かして今が変わらなければな・・・いや俺の気が変わらなければな・・・か」
吹雪が出ていった玄関で柘は吹雪の言葉に答えるかのように呟いた
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