一日の始まり

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ピピピピピピピピピ カチッ 早朝・・・と言っても6時を少し過ぎた当たりで俺、小倉柘は布団の近くにセットしておいた目覚まし時計を止めると ガラッ 「兄さん起きてる?」 カチャカチャ スチャ 柘「フライパンを持って言うセリフとは思えないなりよ雫(シズク)」 雫「兄さんもその口調止めてくれない?イライラするから」スッ 柘「ちょ!待つなり!フライパンを置くなりよ!それにこれは拙者のアイデンティティーなり!それを奪うこと・・・万死に値する!」 雫「・・・・・・・・・」フッ ガンッ 柘「ふわっ!何故無言でフライパンを振り下ろすですか雫さん?!もう少しで我の足がペチャンコになるとこだったんだよ?!」 雫「ご飯出来てるから」 柘「まさかのスルーですね。ありがとうございます」 柘がそう言うと 雫「チッ・・・」パタンッ 最後に舌打ちをした雫は柘の部屋を後にリビングへと向かった
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