恋の行方

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何分位歩いたのかな… お互いの趣味とかありきたりな話だったと思うけど、 2人並んで歩くだけで 信じられない気持ちだった♪ 智也「いちなチャン!ここ!」   「うん!立派なお店だね♪お腹すいてきた~!」 お店のドアをあけると、 日焼けした男性が 出迎えてくれた。 「いらっしゃいませ、いちなチャン!」 テーブルにつくと、名前を呼ばれびっくりした。 店員「智也からうるさいくらい聞いてるよ。 こいつとは中学からの友達なんだ!智也がうちの店に友達以外の女の子、連れてくるの初めてなんだよ!」 彼は智也をみて笑った。 智也もばつが悪そうな顔をしながら私に笑った。 その時、自分がどんな表情をしてたのかは思い出せないけど、照れ臭い感じだった…。 智也「俺、生!いちなチャン何飲む?」   「私も生で!」 当日は、夜食事の時は誰とでもお酒を飲んだし、 それが智也でも、何も違和感がなかった。 でも…めっちゃお酒弱いんだけど、そんな甘えたこと言いだせなかった…。 店員「お待たせ~」 智也「何でお前まで持ってんの?(笑)」 三人「かんぱーい♪」 その時の生ビールが、夏だからか、智也達とだからか、物凄く美味しかった♪ 「うめ~♪♪♪」   智也と私の声が重なった。…ヤバイっ。地が出た! 慌てて智也の顔を見た。 一瞬、びっくりした顔をしてた智也が、笑い始めた。
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