見えない傷跡

１

19**年。
８月、自分はこの世に
産まれたした。

端から見れば
市役所の親父に保育士の母親。

幸せそうな家庭に産まれた。
そう。
幸せそうな…ね？

小さいころから両親は
喧嘩ばっか

それを見て育ってきた。

小学生になり
周りの親子がキャッチボール
してるのをみて
泣いたこともあった。
なんで？
親父は仕事仕事で
ほったらかし。

日曜日。いくら起こしても
｢疲れてるから。｣の一言。

でも幼いながら
理解しようとしてた。

でも…無理だよね。
｢疲れてる。｣のに
なんで部屋でテレビみて
パソコンいじってるの？

理解できなかった。

だから、
周りの親子がキャッチボール
してる姿見て１人で泣いてた。