5/9
前へ
/173ページ
次へ
私は二年十二組に新しく入った転校生ということになった 「新しく入った橘香織です」 黒板に橘香織と書いて軽く自己紹介をした 偽りの経歴を言い適当な席に座る そして授業が始まり、10分くらいしたらトイレと言い、授業を抜けて置いてきた刀を取りに行き屋上に向かった 屋上は誰も居なかった、私は適当な壁に腰掛けて、銃と銃弾の確認をした 支給された弾倉は既にセットされた分を含むと5つ 50発の弾丸がある それを懐にしまい刀を握り締めながら座った 羽織っていたコートから携帯電話を取出しメールで状況を報告し、目を瞑った ここからは私の夢だ 私が寝るたびに見る夢だ 私は鬼を睨み付ける 獣のような《鬼》 私は《鬼》の腹を横に斬り付けた すると《鬼》の血液と同時に大量の生首が落ちて来て、その生首が私を睨み付けて私にこう言った 「オマエノセイダ」「オマエノセイダ」「オマエノセイダ」「オマエノセイダ」「オマエノセイダ」 ……お前のせいだ 「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 私は急に怖くなり叫んだ そして《鬼》は私を食らおうと…… 「あの大丈夫…?」 私は驚いた、だから起こしてくれた人の腕を掴んだ 「私に構うな!!」 私は厳しく言い放ち刀を掴み屋上から飛び降りた そして隠れた
/173ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加