『いいえ、鬼畜です』の主人公共

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昼 鎬「陸華ー、一緒にお弁当……って居ない!?」 狐「陸華なら総菜パン25円って言うの聞いて、授業終了10分前に窓から背面跳びして出て行ったけど?」 鎬「あー……」 そう言った事をしても、授業を妨害しなければ何をしても良い学校なのだった。 しかも、なにか急ぐ事がある度飛んで出て行くので、誰も驚かなくなった。 俺「ふい~、豊漁豊漁」 鎬「あっ陸華! お弁当と一緒に私を食・べ・て☆」 「うわっ、今日のはかなり買ってきたぞ!?」 「なんだあれ!? 栗拾いに行きそうな籠を背負ってるぞ!」 「いや、まだだ! 後ろにリアカーが……、卸売りでもするつもりか!?」 俺「えっと、フォークフォーク……」 騒ぐ教室の中、俺は服を触りお目当ての物を探す。 鎬「財布探すみたいにフォークを探すなよ!」 夕方 鎬「陸華ー、公園で青姦んんん――ッ!? 0フレームでフォークが飛んできたぁぁあ!?」 帰宅 姉「お帰り、陸華。ご飯とお風呂の準備出来てるけど…………。姉にする? 私にする? それとも……、お・ね・い・さ・まぁぁぁああ!? 金柑が目に!? しかも汁が……、目に……、目がぁぁぁぁああ!?」 風呂 姉「陸華! 体洗って、垢から精までスッキリぽんとぉぉぉぉおお!? まさかの風呂中フォーク装備ぃぃ痛ぇぇええ!」 夜中 姉「ぐぇっへへへっ……、寝静まっぬあっ!? ベトナム仕込みのスパイクボール!?」 ―――――― と 「これが前の軽い方の日常だった」 「重い方は?」 「…………聞きたい?」 「いや、止めとく」
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