25人が本棚に入れています
本棚に追加
夏休み前の何気ない１日
先生「明日から夏休みだがハメを外し過ぎる なよ。じゃあ、ＨＲ終わり。」
生徒「起立、礼」
生徒「「「ありがとうございました」」」
先生「気を付けて帰れよ。」
その日はいつも通りの一日だ。
夏休み前だという以外は無くせばただの退屈過ぎる一日だった
しかしただ一つの決定的な例外を抜いたら、それが俺の運命・・・・いや俺を変える出来事だっ た。
愛花「おーい！竜牙？大丈夫？」
ボーとしているところに声をかけられハッと 我に返る。
竜牙「あ、わりぃ考え事してたわ。」
頭を上げるとそこには幼なじみの愛花がい た。
愛花「ぼーっとしすぎだよ。」
幼なじみである愛花をじっと見る。
愛花は長い髪の毛を高いところで縛ってい る、いわゆるポニーテールという奴だ。前髪 はヘアピンで留めて目にかからないようにし ていた。
愛花「そ、そんなにじっと見つめられたら照 れるよ。」
愛花は頬を赤く染めて顔を隠した。
竜牙「あ、わりぃ！」
慌てて俺も謝る。
こんないつもどうりの日常をただずーと繰り 返しているような感じのマンネリをいつも感 じていた。
竜牙「（はぁ、つまんねぇ）」
周りの皆が帰ろうと支度をしていくなか椅子 に座ったまま空を見つめた。
竜牙「（空は綺麗だなー）」
そんな間の抜けた事を考えていると愛花は前 の席の椅子に座った。
愛花「もう夏休みだねー」
愛花は整った顔立ちでこちらを見つめてき た。
竜牙「そうだな。」
俺は顔が赤くならないように外を見ながら 素っ気なく答えた。
愛花「夏休みはどこ行こうか？」
愛花からの提案にしばらく考えこむ
竜牙「そうだな～海とかどうだ？」
愛花の方を向いて提案した。
愛花「海か、いいね！」
こんな感じのマンネリ化した日常がいとも簡 単に終わるとは思ってもいなかった。
最初のコメントを投稿しよう！