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男「この!離せ!」
男が暴れたせいで体制を崩した俺は自分が掴んでいたフェンスから手を滑らしてしまった。
竜牙「うお!!」
男に引っ張られ前のめりに倒れていく
竜牙「(落ちる!)」
ガシッ!
その時フェンスを掴んでいた手を愛花が掴んだ。
竜牙「ばか!離せ!愛花まで落ちるぞ!」
愛花「離せないよ!竜牙まで死んじゃう!」
そう言ってる愛花には男二人分の体重を支える力もなく落ちそうになっていた。
竜牙「(あそこにある救急用マットなら少し遠いけど届く)!」
そう思った俺は男だけでもマットで助けようと思った。
愛花「キャア!」
しかし愛花が耐えられずに一緒に落ちてしまった。
周りの女子の悲鳴が学校中に響いた。
竜牙「ッチ!届けぇーー!」
ブン!
男をマットの方向へ放り投げた。
ボフンと音を立て男がマットに突っ込む。
ギリギリだが男はマットに届いた。
後は愛花を何とかするだけだった。
でも、もうマットに届かないし地面への距離も無かったので愛花を抱きしめ自分がクッションになって愛花だけでもと思った。
地面がすごい早さで向かってくる。
竜牙「(これは死んだな・・・・愛花まで巻き添えにしちゃったし最悪だよ。)」
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