異世界での出会い

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ー30分経過ー 竜牙「どこにいるんだよー。」 30分間ぐらい歩いただろうか、かなりの距離まで歩いてきた。 愛花の手がかりを見つけることは出来ず時間だけが過ぎていく。 歩いている道の先に光るものを見つけた。   竜牙「何だ?光っているものが」 光っているところに急いだ。 落ちていたのは愛花が身に付けていたヘアピンだった。 竜牙「やっぱり愛花はこの森に・・・」 拾ったヘアピンをポッケに入れた後愛花を探して更に先に進もうとしたとき ガサガサ 近くの草むらが動いた。 竜牙「あ、愛花か?」 草むらに近づいていくと草むらから勢い良く数匹のウルフが出てきた。   竜牙「野生の狼!?日本に狼はいないはず!?」 などと言っている間にウルフは段々と距離を縮めてくる。 竜牙「お、俺は美味しくないぞ。」 一応声を掛けてみる。 ウルフ「グルルル」 竜牙「聞いてないし」 このまま素手で戦ったところで負けるのは目に見えていた。 竜牙「戦えるものがないから隙を見て逃げるしかないか」 その時だった、また近くの草むらからガサッと音がした。 音に敏感なウルフはそっちに意識が向いた。 竜牙「意識が草むらに!今だ!」 ウルフが草むらに気を取られた隙に急いで走り出した。 ウルフもこっちに気づき追いかけてきた。 ???「あれ?誰かいたと思ったんだけどな」 ???「ハロルドに頼まれたのは確かこっちにあったはず。」
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