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ジュー
遠くで何か焼ける音。
美味しそうな匂い。
匂いに釣られるように部屋を出ると、台所で灰が朝ごはんを作っていた。
灰「~♪」
上機嫌で鼻歌を歌っていた。
雪は気づかれないよう、後ろにまわった。
雪「…わっ!」
灰「うぉ!?」
ビクンと跳ね、耳が下がった。
灰「~起きたのか」
よほど驚いたのか、尻尾が丸くなっていた。
雪「随分上機嫌だな?どうした?」
灰「~//な、なんでもねぇ!」
上機嫌なのがバレ、赤くなってそっぽを向く。
それが面白いらしく、雪はさらにちょっかいをかけようとしたが…
蝶「やっほー!灰、ええ匂いやね!」
蝶飛が入って来たのだ。幸杏も後に続いた。
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