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上を見ると赤髪の上半身が露になった男と、華奢で黒い髪を腰まで伸ばし、パーカーを着た女(?)がいた。両者ともに質は違うが黒い翼を生やしていた。
灰「く、紅…」
顔を青くしながら灰が呟いた。
紅と呼ばれた男は、大剣をどこからか取りだし、それの刃の部分を下に向け、飛び降りてきた。
灰「危ない!!」
かろうじて避けたが、そこには大きなクレーターができた。女(?)の方はゆっくり降りてきた。
紅「けっ外したか」
?「あれだけ堂々と登場しておいて避けれない奴は居るまい」
冷たく淡々と喋った女(?)。
紅「うるせぇ!藍青(ランセイ)!女顔のくせに!!」
藍「か、関係ないだろう!」
どうやら男のようだ。
紅(クレナイ)
赤い髪と瞳。上半身は裸。
藍青(ランセイ)
黒い髪。青い瞳。パーカーを着ている女顔。
灰「どうして俺達が来ることをわかったんだ?」
紅「調べりゃすぐわからぁ。つーことで早速殺し合いと行こうか!!」
紅は地面に刺さった大剣を引き抜き、構えた。
灰は目の前で×を作った。
灰「却下!俺達は急いでんだ!」
紅「知ったことかぁああ!!」
大剣を振り回し追いかけてくる紅。灰達は急いで走り出す。
蝶「紅変わらへんな!一回灰に負けてからしつこいわぁ!」
幸「危ない!逃げて逃げて!!」
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