魔獣界

4/13
前へ
/86ページ
次へ
上を見ると赤髪の上半身が露になった男と、華奢で黒い髪を腰まで伸ばし、パーカーを着た女(?)がいた。両者ともに質は違うが黒い翼を生やしていた。 灰「く、紅…」 顔を青くしながら灰が呟いた。 紅と呼ばれた男は、大剣をどこからか取りだし、それの刃の部分を下に向け、飛び降りてきた。 灰「危ない!!」 かろうじて避けたが、そこには大きなクレーターができた。女(?)の方はゆっくり降りてきた。 紅「けっ外したか」 ?「あれだけ堂々と登場しておいて避けれない奴は居るまい」 冷たく淡々と喋った女(?)。 紅「うるせぇ!藍青(ランセイ)!女顔のくせに!!」 藍「か、関係ないだろう!」 どうやら男のようだ。 紅(クレナイ) 赤い髪と瞳。上半身は裸。 藍青(ランセイ) 黒い髪。青い瞳。パーカーを着ている女顔。 灰「どうして俺達が来ることをわかったんだ?」 紅「調べりゃすぐわからぁ。つーことで早速殺し合いと行こうか!!」 紅は地面に刺さった大剣を引き抜き、構えた。 灰は目の前で×を作った。 灰「却下!俺達は急いでんだ!」 紅「知ったことかぁああ!!」 大剣を振り回し追いかけてくる紅。灰達は急いで走り出す。 蝶「紅変わらへんな!一回灰に負けてからしつこいわぁ!」 幸「危ない!逃げて逃げて!!」
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加