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灰「はぁ?人間?」
美「そ、間違って迷い込んだんじゃない?」
とある部屋。校長室イメージしてもらうとわかりやすいかもしれない。
大きな机があり、周りには本棚がぎっしり並んでいる。机の前には、ソファとソファに合わせた机がある。
この部屋の中で、大きな机に座る桜色の髪の女性。机の前のソファに座る灰色の髪の青年。
灰「美令さん。なんで俺達なんスか?」
灰色の髪の青年は聞いた。
彼の名前は灰(カイ)
色白の肌。灰色の髪。金色の瞳の青年。顔の右半分がほとんど隠れるくらい大きな眼帯をしている。そして、頭に生える獣耳、お尻から生える尻尾。これは、獣人の基本的な形だ。
美「まぁまぁ、あんたら6班が一番使いやすいのよ♪」
桜色の髪の女性は、美令(ミレイ)
桜色の髪に丸い耳、一部分だけ赤い前髪。赤い瞳、3本の尻尾の生えた獣人だ。
灰「俺ら使いやすいって…仕事は平等に配って下さい」
美「あは♪いってらっしゃい!」
灰は美令に部屋から押し出された。
溜め息を吐くと、押し付けられた書類を見る。
灰「雪…人間……はぁ、めんどくさ…」
書類を片手に灰は歩き出した。
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