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灰はある部屋まで来ると、ノックした。
灰「おい、蝶飛。居るだろ」
蝶「ん~」
部屋の中から眠そうな女の声。
扉が開き、目を擦る虎形の獣人。蝶飛(チョウヒ)が出てきた。
蝶「なんやねん…オレ寝てたねんけど?」
灰「知ってる。つーかいま昼の12時だ。仕事だぞ」
灰はそういうと、さっき押し付けられた書類を蝶飛に渡した。
蝶「?なんでオレらなん??もっと下っぱにやらせりゃええやん」
灰「俺達直属の上司命令だ。幸杏いるか?」
蝶「おー居る居る。なぁ、灰昼飯作ってなぁ。腹へって死んでしまう~」
灰「………[★]1時に迷の森集合!食堂で食って来い!!」
灰は一度睨み、向かいの自分の部屋にもどる。
蝶「なんやねん!作ってくれたってええやん!この眼帯イケメン男がぁ!!」
嫌味なのか解らない事を叫び、部屋に戻る蝶飛。
蝶飛は女だが、自分をオレと言う。本人は直す気はない。
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