第 3 章  仕組まれた愛

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変わりに魁童が口を開く。 魁 「すげぇ・・・やっぱ 祢々斬の娘だ・・・・ハンパねぇ」 竜 「・・・座敷に戻ろう・・・玖々廼馳、茜はお前に任せた。 目覚めたら、宥めてやれ」 玖 「・・はい・・」 真っ赤な顔で玖々廼馳が応える。 二人を置いて、一旦広間に皆移動した。 久遠が茜の風で吹き飛んだ家具や、障子を直して歩いている。 無 「竜尊、月讀と祢々斬に急ぎ知らせたほうがよいのでは?」 竜 「そうだな・・・だが、今更俺らが駆けつけても、面通りはかなわねぇ だろうよ・・・」 無 「我が式をだそう・・・久遠、月讀の書道具を貸してくれまいか」
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