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魁 「竜尊! 俺の、は、余分だぜ! さっさと 向かうぞ!」
既に、こちらに向かいながらも、話の要点は耳にしていた二人だった。
竜 「久遠、先に行くぞ!」
三人が久遠を置いて、屋敷に走り出す。
久 「あーー・・待ってくれっ・・・」
よろよろと 三人の後を追う久遠だった。
三人はあっという間に屋敷に着き、庭に走り込んだ。
縁側には、小さな藍を抱きしめて泣いている碧がうずくまっていて、三人を
見定めると、ふらりと立ち上がった。
竜尊が手を差し延べ、淡い桃色のおくるみに包まれた小さな赤ん坊を抱き取
ると、碧は膝をがくりと崩しかけた。
慌てて、無月が抱き支える。
無 「大丈夫だ、すぐ月讀と祢々斬に式神を送ろう、茜は必ず見つけてみせ
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