浮気、一回目

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そんな、彼女の後ろから足音がする。夏奈子が後ろを見ると、彼氏の幸太郎が立っていた。ビニール傘を片手に、急いできたのだろう、肩が少し濡れていた。 「オレが悪かった。だからさ…謝るからさ…家に帰ってこいよ?もう、浮気なんてしないから。」 幸太郎の目は、真剣だった。今なら、全てが真実に、思えて夏奈子は、彼氏のビニール傘に入った。幸せを掴むために…。
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