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パラソルの下に残った相葉と響は、荷物をまとめ始めた。
「なぁ、響」
「なんですか?」
ゴミや飲みかけのペットボトル等を片付けていた響は手を止めて、相葉に顔を向ける。
「司ちゃんの水着、かわいかったな」
「いきなり何を…っ!?」
「ん?そう思ったろ?」
かわいかったに決まってる!!
「……真壁さんは、たとえ制服だってかわいいです」
「そりゃな。あ、拓真に聞いたけど、司ちゃんをナンパヤローから守ったって?」
「守ったって言えるかどうか。トドメは拓真先輩が刺したし……」
あの時油断した自分が悔しい。拓真先輩が来てくれなかったら、守れなかった……。
グッと手に持ったペットボトルを握る。
それを見た相葉が、クスリと笑ったのがわかった。
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