その男、外道につき

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「ぎゃぁっ!」 顔を押さえて倒れ込む男 傍らでケラケラと笑う黒い男 何が可笑しいのかと問われたら、男の悲鳴が可笑しかったと言わんばかりの笑みを浮かべていた 「・・・釘をお持ちしました」 そう言って釘が入った木箱を持ってきたのは、メイドだった 「おう、ありがとう」 メイドは釘の入った木箱を渡すと、逃げるように走っていった いや、実際に逃げたのであろう 「んじゃぁ、今から趣味(私刑)と実益(情報収集)を兼ねた仕事(拷問)の始まりだ」 黒い男はゲラゲラと笑う その姿はまるで悪魔のようだった
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