12人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぎゃぁっ!」
顔を押さえて倒れ込む男
傍らでケラケラと笑う黒い男
何が可笑しいのかと問われたら、男の悲鳴が可笑しかったと言わんばかりの笑みを浮かべていた
「・・・釘をお持ちしました」
そう言って釘が入った木箱を持ってきたのは、メイドだった
「おう、ありがとう」
メイドは釘の入った木箱を渡すと、逃げるように走っていった
いや、実際に逃げたのであろう
「んじゃぁ、今から趣味(私刑)と実益(情報収集)を兼ねた仕事(拷問)の始まりだ」
黒い男はゲラゲラと笑う
その姿はまるで悪魔のようだった
最初のコメントを投稿しよう!