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「へいへい
人さらい共の拠点が割れた
そして場所は王都から近い、馬を全力で走らせて3時間程行った廃墟だそうだ」
ふぅ、と煙草をふかすと
「悪い話は、依頼してきた中堅貴族の娘さんだが
慰み者にされてるかもしれねぇ」
ガタッと勢いよく椅子から立ち上がる騎士
「その話の信憑性は!?」
そしてその勢いでシャッテンと呼んでいた男に詰め寄っていく
「だぁ!近寄んなよ、男に寄られて喜ぶ趣味はねぇんだよ!!」
そういって騎士から一定の距離を置こうとするシャッテン
「良いから答えろ!」
更に詰め寄って来る騎士に対してシャッテンは騎士の額に、煙草を押し付けた
所謂、『根性焼き』である
「っつぅ!?」
いきなり根性焼きをされ驚いてすっころぶ騎士
「冷静になれよジューダスさんよ~?
取り乱すのは勝手だがな
ちゃんと話を聞いてからにしろ」
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