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「ウグッ…ウググググッ…」
みるみるうちに青ざめて土気色の顔をする爺さんは、ペットボトルを必死に開けようとしていた
「…盗み食いなんかするからだよ」
僕は、服装から見るにテント村の住人であろう爺さんの手からペットボトルを取ると、蓋を開けて手渡した
「んぐ…んぐ…んぐ…っぷはぁ
コリャ若造っ年寄りを驚かすでないわっ、危うく婆さんのとこに行くとこやったやないか」
むせながら話す爺さんは、最後の豆大福に手をかけた
「僕の藁…」
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