第1項

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「ありゃ、閉め出されたかー」 ……だから、そう言っているのに…とは、僕は口にださずにいた 「でも、この前帰ったろ?」 「ええ、滞納していた家賃等を工面して鍵を渡してもらえたんですけどね…」 続きを話そうと、思うだけでため息がでた 「次の家賃の工面がたたねぇ、って訳か…」 話の先が分かった竹さんもふぅと息をついた。 「…はい、僕はもう…どうしたらいいか…」
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