第1項

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「………………」 竹さんは腕を組んで、険しい表情をしている 「……なんか…すいません…僕のこんなはな…」 「ヨシッ、分かった。坊主っ、明日の昼に藻場屋の豆大福と濃い緑茶をもってここで待ってろ」 ポンと膝を叩くとそう言ってニカッと笑う、竹さんの言っている意味が僕には分からなかった 「…えっ、あの…藻場屋??」 「まぁ、騙されたと思って。なっ?なっ?やっぱり坊主にゃ儂等の生活はまだ十年早いわ。」 竹さんはスクッと立ち上がると、「明日だかんなっ」と念押しして足早にテント村に戻っていった
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